アロマの効能と活用事例

アロマの歴史 その2

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エジプトの後も、アロマの力は世界各国で様々な形で誕生しています。ギリシャ時代、医療としての「芳香療法」が一般に行われていました。西暦100年ごろ、医師であるディオスコリデスという人が「ギリシャ本草」という植物の本を書いています。なんと、この本は現在でも「ハーブセラピー」として長く受け継がれているものなのです。セラピーという言葉はこのころから存在したのですね。

 

そして11世紀には、アロマセラピーで使われる精油の抽出法が開発されました。これは「水蒸気蒸留法」と言って、アラブ人が開発した方法なのです。

 

17世紀のヨーロッパで、ひどい伝染病が起こった時は、植物から抽出した精油を使っての治療が行われていました。当時のヨーロッパでは芳香療法が主な治療法として活躍していたと言います。

 

またパリでは18世紀、貴族の間で香水が流行りました。これは現在の香水の起源であり、精油をブレンドして日々の生活でアロマを楽しんでいたそうです。しかし、現在の香水とは少し違うようで、水ではなくアルコールなどに抽出した香りだと言われています。

 

19世紀に入り、医学の進歩と共にアロマを使っての治療は医療のメインではなくなってしまいました。顕微鏡の発明により、細胞や病原菌が発見、そして研究され、それに対しての化学薬品を開発したからです。ウイルスにワクチンを投与するという、医療行為が治療のメインとなり、これが現代まで続いています。

 

そもそも「アロマセラピー」という言葉が出来たのは20世紀です。科学者のルネ・ガット・フォセがフランスで「芳香療法」という本を出版してからだと言われています。